2023年2月24日
食育授業 特別版「節分から学ぶ、大豆のあれこれ」
みなさんこんにちは!ベジリンク編集部です✨
2月3日は節分でしたね。
恵方巻きを食べたり、豆まきをした方も多いのではないでしょうか。
ベジリンクでは、2月3日に保育園さんへ訪問し、
節分を切り口に「大豆」にまつわる食育授業を実施してきました!
今回は、大豆農家の長谷川さんとともに行った特別な食育授業の様子をご紹介させていただきます。
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日本の伝統行事である「節分」
季節の変わり目に起こる災い等を鬼に見立て、1年を健康で過ごすことができますように…
という願いを込めて”悪いもの(鬼)”を追い出す日とされてきました。
鬼を追い出す際に「大豆」を用いますよね。
節分をきっかけに、子ども達に『大豆のことをもっと知って欲しい!農家さんの想いも知って欲しい!』という願いを込めて、
大豆農家の長谷川さんご協力のもと特別な食育授業をつくりました🧑🌾
今回お邪魔したのは、埼玉県内にある「うぃず日進駅前保育園」さん。
春から小学生になる年長クラスで実施してきました。
💡食育授業の様子
食育授業では、楽しんでお話を聞けるよう工夫を凝らしているのはもちろんのこと、
子ども達の豊かな感性を育むことができるよう五感を意識したプログラムを構成しています。
子ども達の集中力に合わせ、今回は「第一部」「第二部」に分けました。
食育授業で大豆のことを学んだ上で農家さんのお仕事や想いを理解してもらい、
そのあとの豆まきや給食に繋がるような流れを意識しています。
第一部では、「大豆と同じ仲間の野菜は?」「大豆から変身した食べ物はなに?」といったように、
食育インストラクターが写真や実物を見せながら大豆にまつわるクイズを出題。
大豆が日本人の食には欠かせない食材であることを学びました。
さらに、どれが大豆でしょう!といくつかの野菜の本物の種を使った種当てクイズも行いました。
食育インストラクターからの問いかけに対し、よ~く観察しながらそれぞれの意見を述べる子ども達。
「小さくてかたいね!」「まんまるでコロコロしてる!」といった声があがり、
じっくり観察して触れることで子ども達それぞれの視点で新たな発見があったようです。
実際に乾燥大豆を見たのが初めてという子も多かったため、終始、子ども達は興味津々でした^^
第二部では、埼玉県行田市で大豆を栽培している農家の長谷川さんが登場。
「種まき〜収穫できるまでの育て方」や「美味しい食べ方」などをお話いただきました。
子ども達よりもはるかに大きい機械で種蒔きをすることや、枝豆の状態で収穫せず乾燥して大豆になるまで待つことなど、
大豆を育てるのは時間がかかり大変な作業があることも学びました。
さらに、行田在来青大豆※を栽培している長谷川さんは、大豆にも色んな種類があることも教えてくれました。
※行田在来青大豆:大豆特有の甘みが強く、独特の香りや風味が特徴的な埼玉県行田市在来の品種です。収量・作業性の高い品種の台頭で1970年代に姿を消しましたが、近年栽培が復活。濃厚で個性的な食味が高く評価され、年々栽培面積が拡大しています。
普段はなかなか農家さんと関わる機会の少ない子ども達は、
「どうして大豆を育てているの?」「大豆は何種類育てているの?」といったように、積極的に手をあげて質問をしていました。
子ども達の多数の質問に、長谷川さんは快く答えてくれ、笑顔溢れる場となり食育授業は終了。
続いて豆まき。
保育園では誤飲や窒息等のリスクから実際の大豆を使った豆まきは行えないため、
子ども達はお手製のボールを鬼の的に向かって投げました!
うぃず日進駅前保育園さんの「豆まき」では子ども達の「自分の心の中にある鬼」を退治するので、
子ども達が被っているお面の裏側には、思い思いに退治したい鬼が書かれているんです。(とっても可愛い!)
みんなで協力して一生懸命豆まきをしたので、見事に鬼退治ができました!
これで春から立派な小学生になれますね☺
最後は給食の時間。
さっき話を聞いた大豆が給食にも登場したので、子ども達は大喜び!
もぐもぐ給食を食べる子ども達の姿に大豆農家の長谷川さんも笑みがこぼれていました☺
まとめ
今回は、「大豆」をテーマにした食育授業を行いましたが、
ベジリンクでは契約している保育園さま向けに新鮮で美味しい野菜のお届けと種類豊富な食育コンテンツを提供しております。
ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
最後までご覧いただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
記事:ベジリンク編集部
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はせがわ農園 長谷川さんプロフィール
埼玉県行田市で大豆、お米、麦、梨を生産し、その作物を使った加工品販売も行っています。江戸時代から続く土地で行うお米の栽培は、長谷川さんの代で14代目。また、今回ご紹介した行田在来青大豆の「行田在来青大豆商品開発・販売促進協議会」の会長も務めています。
子ども達が大きくなった時に少しでも農業のことや農作物に関心を持っていてほしいという想いから、食育を積極的に行っています。
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