ベジログ Vegelog

給食配達&食育サービス「はいチーズ!ベジ」福岡エリアでの提供を開始 同時にイワタフーズとパートナーシップ提携
~提携農家は有機肥料にこだわり環境に配慮した栽培方法で野菜提供~

株式会社ベジリンク(本社:東京都千代田区、取締役社長 塚田祥世、以下 ベジリンク)と、写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 千)が共に運営する給食食材配達&食育サービス「はいチーズ!ベジ」は、イワタフーズ株式會社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 岩田章正、以下 イワタフーズ社)とパートナーシップ提携し、2023年4月より福岡エリアでのサービス提供を開始することをお知らせします。


福岡エリア進出の背景


農林水産省が制定する食育基本法内では、消費者と生産者の信頼関係構築、地域社会の活性化が課題であるとされています。
「都市と農山漁村の共生・対流を進め、「食」に関する消費者と生産者との信頼関係を構築して、地域社会の活性化、豊かな食文化の継承及び発展、環境と調和のとれた食料の生産及び消費の推進並びに食料自給率の向上に寄与することが期待されている。国民一人一人が「食」について改めて意識を高め、自然の恩恵や「食」に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深めつつ、「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付けることによって、心身の健康を増進する健全な食生活を実践するために、今こそ、家庭、学校、保育所、地域等を中心に、国民運動として、食育の推進に取り組んでいくことが、我々に課せられている課題である。」
引用:「食育基本法 前文より

これらの課題に取り組むため、日頃から農家と保育園の交流を生み、安全で美味しい野菜を食べ、遊びに行ける農家の存在が必要になりますが、都市部と農村の繋がりは年々希薄になり、保育園は農家と繋がりを持つことが難しくなっている現状があります。ベジリンクへは、全国の保育園から「園児を畑に連れていきたい」「良い食材を提供したい」「食育をサポートして欲しい」といった問い合わせが数多く寄せられ、福岡エリアにおいても同様です。
この度の福岡エリアへの展開は、保育園が抱える食の課題解決と、子どもたちのより良い食の未来へ寄与するために、一都三県を中心に700以上の「保育園」へ給食食材の提供を行う「はいチーズ!ベジ」のノウハウと、福岡エリアで長年「食」に携わるイワタフーズ社のノウハウをかけ合わせ、地元農家と連携することで実現しました。安心安全な野菜に触れること、農家と園児をつなぐこと、生産現場を知ることなど保育園だけでは難しい「食」の現場をサポートし、農村との繋がりが希薄になりがちな都市部にいながら、園児が畑を身近に感じ、農家との交流が日常にある社会を目指します。

パートナーシップの概要


イワタフーズ社は、昭和62年設立以来、生鮮野菜と果物を中心に外食産業専門分野への専門卸として九州に根付き、安定した基盤で長年事業を行っています。今回のパートナーシップ提携で、ベジリンクは給食食材配達に関する全体マネジメント(受発注管理・提携農家開拓等)と食育サービス提供を担い、イワタフーズ社は仕組みやノウハウを活かして流通面でサポートします。

〔両社の役割〕

< イワタフーズ株式會社 代表取締役社長 岩田 章正 様より >

日本の少子高齢化による人口減少、特に就農人口の減少で食糧自給率の低下、一方、世界では人口増加、新興国の経済発展により食糧需要が増加して、日本が買い負ける状況もある中、温暖化・気候変動による穀物の不作、ロシアのウクライナ侵攻により安定的な食糧供給の危機、急激な円安など、様々な要因が重なり歴史的な食糧価格の上昇も課題となっています。今後、食糧安全保障の観点からも、べジリンク様との協業を通じ、食育、農業支援事業を行い、山積する課題を解決していきます。

イワタフーズ株式會社について


イワタフーズ社は、フーズコミュニケーション「食を通じて九州を元気に!」をスローガンに掲げ外食産業向け食品商社として九州・山口地区を中心に事業展開する岩田産業グループの一員として、岩田産業グループの豊富な情報量を元に全国各地の生産者と消費者を繋ぐ役割を担い業務用青果卸業を展開しています。


≪イワタフーズ株式會社 会社概要≫
代表取締役社長:岩田 章正
本社:福岡市東区みなと香椎3-1-1-417
設立:1986年6月
TEL:092-661-1177
HP:https://iwatasangyo.co.jp/
事業内容:業務用青果卸業


給食食材と食育を支えてくれる農家の存在(一例)


安心安全な野菜の提供や、生産現場や生産者と触れ合う機会の提供には、地元農家の存在が必要不可欠です。この度、ベジリンク社とイワタフーズ社では、子どもと食のより良い関係に共感をしてくれる地元農家の開拓も、協力して行っています。

■アチコs’ふぁーむ

福岡県三井郡大刀洗町で極力農薬は使わず、有機肥料にこだわりながら、自然や環境に配慮した栽培を行っている。レタス類を中心に、大根、芋、西洋野菜など、年間で40〜50種類の野菜を栽培する。子ども達が野菜に触れ体感してもらうことで、親世代にも良い影響を与えていきたいという想いから、農業体験を通した食育活動も積極的に行っている。

【概要】
アチコ’sファーム                     
代表:中垣 晃博
住所:福岡県三井郡大刀洗町高樋1419
TEL:090-9793-8809

■博多ヨーロッパ野菜研究会

福岡市内産ヨーロッパ野菜の普及を目指して、2018年秋に福岡市内の7名の農家から始まった研究会。季節に合わせて様々な品目のヨーロッパ野菜を栽培している。

【概要】
博多ヨーロッパ野菜研究会                 
会長:柴田 陽平
HP :https://www.city.fukuoka.lg.jp/nousui/okiniiri/item22_vegetable.html

「はいチーズ!ベジ」とは
全国10,000団体以上の保育施設に向けて総合保育テックサービスを展開する「はいチーズ!」と、農家と強いネットワークを持つ「ベジリンク」が提供する、保育園のための給食食材配達&食育サービスです。子どもたちが安心安全に食を口にできるように、産直野菜にこだわりを持った食材を保育園へお届けします。また、保育士の負担軽減と子ども向け食育活動の充実を目的に、無料の食育出前授業や食に関する配信物の提供、更には畑ツアーなど農家さんとの交流をデザインしています。保育園に通う子どもたちにとって、農家や野菜がより身近なものとなり、自分自身を形成する「食」に少しでも興味を抱くような活動を行っています。


【食育コンテンツ概要】
・無料の食育出前授業
保育園に食育インストラクターが訪問し、野菜に触れ五感で体験する機会を年間1回無料で提供する。
・食育資料の無料配信
担当農家から畑の様子を届ける「農家通信」・給食の産直野菜を育てている農家や産地を知れる「産直野菜マップ」を毎月配信、保護者と家庭で楽しめる「触育通信」を隔月で配信。
・畑ツアー
農家の畑へ実際に遠足や収穫体験に行くことが可能。給食で食べている野菜がどのようにして畑に植えられているのか、実際に見て、採って、体験できる。
・野菜販売会
保護者向けに、農家が保育園に出向き産直野菜を販売。お迎えのついでにこだわり農家の野菜を購入して、農家と直接繋がることができる。

≪株式会社ベジリンク 会社概要≫
取締役社長:塚田祥世
本社:東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館13F
設立:2009年11月
TEL:03-6759-3263
HP:https://vege-link.com

≪千株式会社 会社概要≫
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館13F
設立 :2004年10月
HP :https://sencorp.co.jp