2023年3月30日
子どもと楽しむ キャベツの魔法使いごっこ✨
みなさんこんにちは!ベジリンク編集部です✨
少しずつ寒さが和らぎ、穏やかな日差しに春を感じられるようになってまいりましたね🌞
3~4月は卒園・クラス替えなど、先生たちは忙しさに加えて感情も大きく動かされる時期ですね🌸
環境も変わり、一段とお兄さん・お姉さんになろうと頑張っている子どもたちも多いのかな?
さて、今回は、、、
年中出回っていて、皆んなにとって特に親しみやすい野菜の「キャベツ」に焦点を当て、キャベツの魅力と楽しい食育方法をお届けします♪
💡旬と特徴
キャベツは生産量も多く、年間を通して手に入る野菜なので、
スーパーで毎日のように目にできるかと思います👀
主な産地は愛知県、群馬県、千葉県です。
調理法も多種多様な万能野菜で、煮たり炒めたり、生食をしたり・・・
様々な調理方法で楽しめるキャベツですが、実は、季節によって大きく3種類に分類されます!
それでは、季節ごとの3種類のキャベツの旬や特徴を見てみましょう🔍
★収穫時期:「春🌸」
春に収穫できるキャベツを「春キャベツ」といいます
【旬】
3〜5月頃
【特徴】
丸みを帯びた形状で、葉の巻きがゆるい。
やわらかくてみずみずしい食感で、甘みも強い。
★収穫時期:「夏🌊・秋🍂」
夏~秋に収穫できるキャベツを「夏秋キャベツ(高原キャベツ)」といいます
【旬】
7~10月頃
【特徴】
春キャベツと冬キャベツの中間のよう。
葉は厚めだが、柔らかく甘みがある。
★収穫時期:「冬⛄」
冬に収穫できるキャベツを「冬キャベツ」といいます
【旬】
1~3月頃
【特徴】
扁球状で、葉の巻きがきつい。
葉1枚1枚がしっかりとしている。
この3種類のキャベツが季節ごとに、春キャベツ→夏秋キャベツ→冬キャベツ→春キャベツ・・・と、バトンタッチを繰り返しスーパー等に並ぶので、手にとることができるのです🏃💨
3種類のキャベツを使った食育としては、
子ども達へそれぞれのキャベツの特徴を説明した上で、みんなで一緒にそれぞれどんなメニュー(調理方法)が向いているか、考えてみるというのも楽しいですよ。
例えば、
春キャベツは、柔らかくみずみずしい食感を味わえるサラダがあう!、冬キャベツは、しっかりとした葉を活かして、ロールキャベツがあう!といった具合です。
メニューを一から考えるのが難しければ、メニューは選択肢としてこちらから提示してあげて、「どのキャベツでどのメニューを作るとより美味しいかな?」といったかたちでクイズを出してみるのもいいですね😋
季節を感じながら、キャベツの違いを楽しんでみてください👀🍴
💡キャベツと芽キャベツと紫キャベツと・・・
さて、キャベツには大きく3種類あるという話をしましたが、次は、“芽キャベツ”や“紫キャベツ”のようなキャベツの仲間についても簡単にご紹介します!
★芽キャベツ★
キャベツと見た目がよく似た野菜として、“芽キャベツ”があります。
手のひらサイズのキャベツなので、キャベツの若芽と思われがちですが、実は、“キャベツ”と“芽キャベツ”は別の野菜です!
〈キャベツ📸〉
1つの茎の“頂芽”から大きな結球が1つできます。
〈芽キャベツ📸〉
1つの茎の“脇芽”から小さな結球が何十個もできます。
※結球とは:キャベツや白菜のように、植物の葉が重なり合って球のようになること
写真のように、畑で育っている様子を知ると、全然違いますよね。
別物であることが、よくわかるかと思います👀!
“芽キャベツ”は食卓に上る機会があまり多くないと思いますが、キャベツの赤ちゃんのようなコロコロとしたかわいらしい見た目や、ほんのり苦みのある大人な味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか😋
★紫キャベツ★
続いては、紫キャベツ!
紫キャベツにもキャベツと同じように、季節ごとにそれぞれ特徴があり、年間を通して手に取ることができる野菜です。
そして、紫キャベツの紫色の正体は「アントシアニン」という成分です!
今日は、紫キャベツに含まれる「アントシアニン」という色素の特徴を活用して、子どもたちが魔法使いになれる食育をご紹介します👀!
💡紫キャベツの色を使って、色水を作ってみよう
紫キャベツに含まれる「アントシアニン」は、酸性に傾いた時の色と、アルカリ性に傾いた時の色とで、色が変わります。
その特性を活かした、実験をしてみよう🧪
■用意するもの
・紫キャベツ
※紫キャベツを細かくちぎり、冷凍させておくと、色を抽出しやすいです。
・適量の水
・頑丈なビニール袋
・透明なコップ3個以上
・レモン汁もしくは、お酢
・せっけん水もしくは、重曹
≪手順≫
①頑丈なビニール袋に「紫キャベツ」「適量の水」を加え色が出るまでよく揉む
②透明なコップ3個(A,B,C)に、それぞれ①の色水を分ける
③②のコップAに、
すっぱ~い「レモン汁もしくは、お酢」を入れる。
→そうすると・・・赤色に変化します✨
④②のコップBに、
にが~い「せっけん水、もしくは重曹」を入れる
→そうすると・・・青色~緑色(黄色)に変化します✨
⑤コップA~Cの色の違いを見る
レモン汁やせっけん水などの量を、多くしたり、少なくしたりすることで、ピンク色や薄い青色などなど、色の変化を楽しむことができます!
作った色水で、色染めや塗り絵を楽しんでみても面白いかもしれないですね♪
色水づくり実験をやってみてはいかがでしょうか😊
また、年齢に関係なくおすすめなのは、
調理前の野菜を目で見て観察してみたり、指で触ってちぎってみたり、鼻でにおいを嗅いでみたりすること!
「他の野菜と同じところはあるかな…?違うところはあるかな…?」と、みんなが野菜に興味をもって、野菜とお友達になることはとても価値のある時間だと思います♪
皆さま、キャベツの回はいかがでしたか?
旬や特徴、食育方法から、皆さまの保育園での活用イメージが少しでも湧いていたら嬉しいです😊
まとめ
今回は、「キャベツ」をご紹介しましたが、
ベジリンクでは保育園向けに新鮮で美味しい野菜と、農家さんの全面協力の食育コンテンツをお届けしています。
ご興味があればお気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただきありがとうございました!来年度もよろしくお願いします!
次回もお楽しみに!
記事:ベジリンク編集部