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株式会社アルコバレーノ「保育ルーム Felice」

株式会社アルコバレーノ「保育ルーム Felice」について
主に一都三県で25園の保育施設を運営している。2020年8月より「はいチーズ!ベジ」を導入。園児一人ひとりと向き合い、地域No.1の保育園創りに取り組んでいる。(2023年1月現在)

お答えいただいた方
「保育ルーム Felice」運営 菊池和也様



Q.園で食育活動を進めていきたいと思った背景を教えてください


私自身、10年以上前にアルコバレーノに来たのですが、私が保育士として初めて働いた保育園は畑の中にあったんです。弊社アルコバレーノの園は一都三県中心にあり、子ども達が土に触れない環境を見ていて、より“畑って大事なんだ、土って大事なんだ、自然って大事なんだ、収穫を体験することって大事なんだ”と感じるようになり、都心部の子どもたちにも自然体験をさせてあげたいとずっと思っていました。
食育にはたくさん方法があると思うんです。その中で、大きな柱みたいなものが欲しかった。食育を大事にするのは保育園として当たり前なんですよね。保育園のメッセージとして明確に提示できるものが少ないことが課題だと感じていた中でベジリンクと出会いました。「はいチーズ!ベジ」のサービスは、「農家さんが農薬に頼らないこだわった方法で作った野菜を使っています」と、メッセージとして保護者にも伝えやすいです。そしてそれは、保護者の安心にもつながると思っています。

「たがやす俱楽部」齊藤 完一さん


Q.「はいチーズ!ベジ」導入の決め手は?


食育サービスの導入を検討していた当時、10社ほどに連絡をして比較しましたが、一番レスポンスが早かったのがベジリンクさんでした。連絡を取り始めてからもすぐに採れたての野菜を持ってきていただいて。小松菜やほうれん草は生でもこんなにおいしいんだ!と感動し、「絶対これだよね」と職員同士で話しました。こんなにおいしい野菜を食べられるなら子ども達は絶対に喜ぶだろう、保護者も絶対に喜ぶなと思い導入を決めました。


Q.「はいチーズ!ベジ」の野菜について、保護者の方の反応をお聞かせください


保護者の方々にも、ベジリンクさんのほうれん草や小松菜が生で食べてもおいしい、ということを伝えたくて、給食の試食会の時にいつも子ども達が食べてる小松菜をお出しすると、「こんなにおいしい野菜を食べてるんですか!」「生で食べられるんですか!」と驚かれました。この園に子どもを入れて良かった、と保護者の方に感じてもらえる理由のひとつになっていると思います。

Q.子どもたちが畑ツアーに参加したときの反応はいかがでしたか?


畑で農作業体験を行う子ども達は、とてもイキイキとしていました。写真で見ても子どもたちの笑顔と楽しさが伝わるようでした。畑で自由に遊び、収穫することで、農家さんの言葉を借りると、”土からの生命を力に変えて楽しんでいる”のが伝わってきました。

護者も含めた畑への遠足もさせていただいて、普段子どもと一緒に料理をしないという方々からも連絡帳で「おいもを一緒に調理してみました」「一緒に切ってみました」「一緒に食べることを楽しみました」などと書いてくれていました。畑ツアーを通して、家庭の中でもお子さまとの関わりで大きな役割を果たすことが出来たのかなと感じた部分でもあり、それが園でやりたかったことだと感じました。

Q.「はいチーズ!ベジ」導入後、どのような効果があったか教えてください

私たちは子ども達に、野菜を無理に食べてほしいとは思っていません。「無理して食べる必要はないよ、ただ一口がんばって食べてみたら?」と誘ってみて、それでも「食べたくない」というならそれでいいと思っています。けれど、そこで子ども達が「完一さん(提携農家さん)が作ってくれたなら、ちょっと食べてみようかな、一緒に抜いた野菜なら食べてみようかな」と、頑張って食べようとする様子も見られるんです。食育に関しても、食べ物への感謝の気持ちは子ども達の中でも、先生達の中でも増したと実感しています。